レビュー

システムメニューから簡単にウィンドウを他の仮想デスクトップへ移動「MoveToDesktop」

[Windows]+[Alt]+左右キーで隣の仮想デスクトップへ移動させることも

「MoveToDesktop」v1.2
同様のことは“タスク ビュー”からも行えるが「MoveToDesktop」の方がお手軽

 「MoveToDesktop」は、システムメニューからウィンドウを指定した仮想デスクトップへ移動できるようにするツール。Windows 10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、動作には「Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要。“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 Windows 10では、デスクトップ画面を複数作成して切り替えられる“仮想デスクトップ”機能が追加された。用途に応じてデスクトップを分ければ、複数の作業を並行して進めるときに便利だ。

 しかし、OS標準では特定のウィンドウを指定した仮想デスクトップへ移動させる手順が少々面倒なのが難点だ。たとえば、[Windows]+[Tab]キーなどで“タスク ビュー”へアクセスし、目的のウィンドウを探して右クリックメニューから移動先の仮想デスクトップを選択する必要がある。

 この不便を解消するのが、「MoveToDesktop」だ。本ソフトを起動すると、ウィンドウのタイトルバーを右クリックすると現れるシステムメニューに、仮想デスクトップを移動するコマンドが追加される。「タスク スケジューラー」でOSのスタートアップ時に起動するよう登録しておけば、仮想デスクトップの使い勝手が大きく向上するだろう。

 また、ホットキーでアクティブウィンドウを隣の仮想デスクトップへ移動させる機能も搭載している。初期設定では[Windows]+[Alt]+左右キーが割り当てられているが、設定ファイルを作成して“%APPDATA%”フォルダーへ保存しておけば、他のキーバインドを割り当てることも可能。邪魔なウィンドウをホットキーで隣のデスクトップへ除けて、今使っているデスクトップをスッキリさせるといった使い方ができる。

ソフトウェア情報

「MoveToDesktop」
【著作権者】
Tobias Salzmann 氏
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.2(16/04/15)