レビュー
犬画像を開いたつもりが猫画像? JPEG画像のサムネイルだけを差し替える「沙耶の瞳」
Exif情報に記録されているサムネイルデータを書き換えて実現。PNG対応の姉妹ソフトも
2016年7月15日 06:05
「沙耶の瞳」は、JPEG形式画像ファイルのサムネイルを偽装するツール。Windows XP/7に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
JPEG形式の画像ファイルを加工して、「エクスプローラー」の“縮小表示”で表示されるサムネイルイメージを実際とは異なるイメージへ偽装することができるツール。Exif情報に記録されているサムネイルデータを書き換えて実現しているとのことで、「エクスプローラー」のサムネイルでは犬の画像に見えるのに、実際に画像ビューワーで開いてみると猫になっているといった不思議な画像ファイルを作成することができる。姉妹ソフトにPNG画像のサムネイルを偽装する「MagicPNG」がある。
正直なところ実用性はあまりないが、友人をびっくりさせてみたい、お宝画像に簡易的な偽装を施したいといった用途には役立つかもしれない。
使い方は簡単で、メイン画面の“元画像”欄へ加工したい画像を、“サムネイル画像”欄に「エクスプローラー」のサムネイルとして表示したい画像を、それぞれドラッグ&ドロップで登録し、[作成]ボタンを押せばよい。「エクスプローラー」でのサムネイル表示が変わっていることに気が付くだろう。元の状態に戻したい場合は、サムネイルを偽装したファイルを“元画像”欄へ登録した状態で[削除]ボタンを押せばよい。
なお、加工する画像とサムネイル画像の縦横比などが異なる場合、サムネイルの偽装処理が正常に行えない場合があるので注意。また、削除機能で削除されるのはサムネイルデータのみで、撮影日時などの情報は削除されないとのことなので安心してほしい。
ソフトウェア情報
- 「沙耶の瞳」
- 【著作権者】
- Frost Moon Project
- 【対応OS】
- Windows XP/7(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(11/07/21)