レビュー
指定フォルダー内の実行ファイルの通信をまとめてブロック「Folder Firewall Blocker」
EXEファイル以外の通信もブロック可能
2016年8月2日 16:58
「Folder Firewall Blocker」は、指定したフォルダーにある実行ファイルをスキャンして、その通信をまとめてブロックするためのツール。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。“SourceForge.net”のプロジェクトページからダウンロードできる。
指定したフォルダーにある実行ファイルをスキャンして、それらが外部とデータの送受信を行えないように「Windowsファイアウォール」へブロックルールを追加するツール。アプリケーションは複数の実行ファイルからなることが多いが、それらの通信をまとめてブロックできるのが便利だ。
使い方は簡単で、[Block]タブにある[Browse]ボタン(虫眼鏡アイコン)を押してスキャンの起点となるフォルダーを指定し、[Block]ボタンを押すだけでよい。実行ファイルの通信をブロックするルールが「Windowsファイアウォール」へ追加されると、そのログが画面下部にあるテキストボックスへ表示される。[Scan subfolders]というチェックボックスをONにしておけば、サブフォルダーも含めてスキャンすることも可能。
初期状態で検出される実行ファイルは“.exe”という拡張子をもつファイルのみだが、[Block]ボタンを押す前に[Block extra file types]オプションを有効化しておけば、“.com”や“.bat”などのファイルをスキャンの対象に含めることもできる。どの拡張子を検出するかは、[Extra file types]タブで管理することが可能だ。
なお、本ソフトはブロックルールを「Windowsファイアウォール」から削除する機能を搭載していないので注意。通信のブロックを解除したい場合は、[Block]タブにある“Windows Firewall”というリンクをクリックして「Windowsファイアウォール」の管理画面へアクセスし、手動でブロックルールを削除する必要がある。
ソフトウェア情報
- 「Folder Firewall Blocker」
- 【著作権者】
- yunggoose 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.1.0(16/07/07)