レビュー
初心者にもオススメ、可愛いユニットを配置するタワーディフェンス「Defence Saviors」
1ステージクリアは5分ほど。特徴的なキャラを使い分けよう!
2016年9月1日 06:05
「Defence Saviors(ディフェンスセイバーズ)」は、それぞれ特徴を持つユニットをマップ上に配置し、押し寄せる敵を迎え撃つステージクリア型のタワーディフェンスゲーム。本作はゲーム投稿イベントである“WOLF RPGエディター コンテスト”の第8回に投稿された作品で、作者のWebサイトからダウンロードが可能。Windowsに対応するフリーゲームで、操作はマウスを用いたものとなっており、キーボード無しで簡単に遊ぶことができる。
本作の基本的なゲームの流れとしては、大量に出現する敵に対して、ユニットを配置して迎撃していくことが目的となる。ユニットは、敵が近付くと自動的に攻撃してくれるが、攻撃で敵を倒し切れず、マップ上の特定の位置まで進行を許してしまうと、プレイヤーのライフが減少していく。ライフが0にならないように、“いかに敵を通さないようなユニット配置にするか”を考える楽しみが本作の特徴だ。
1つのステージは、“WAVE”という単位で分かれている。WAVEごとに決められた数の敵が押し寄せてくるので、それらの進行を乗り切れば、次のWAVEへと移行する。すべてのWAVEを乗り切った段階で、プレイヤーのライフが0になっていなければステージクリアだ。
プレイヤーはユニットを配置した後、追加でユニットを配置する以外には操作を何も行うことができない。そのためプレイヤーの操作スキルなどは関係なく“どのユニットをどこに配置するか”という要素に勝敗のすべてがかかっているのだ。
プレイヤーは、敵を撃破することで入手できる“マナ”を消費することでユニットを配置できる。ユニットの中には、攻撃力は低いが敵の移動速度を低下させる“セイント”、攻撃範囲内の敵すべてにダメージを与える“ウォリアー”、炎の魔法を操り敵を炎上状態にしてHPを徐々に減らす“ソーサラー”など、多様なキャラクターが存在する。配置済みのユニットに対してマナを消費することで、より強力なユニットにレベルアップさせることも可能だ。
また、使用できるキャラはステージクリアごとに増えていく。可愛いキャラを次々と使えるようになることも楽しみのひとつだ。
登場する敵も特徴が分かれており、WAVEの開始前、画面の左部分にどういった敵が登場するかが表示される。そのため、例えば炎が苦手な敵であれば炎魔法使いのソーサラーを配置するなど、配置にあたって考慮が必要だ。
ゲームクリア後には、難易度高めのエキストラステージも開放。こちらは腕試し用のステージとなっており、通常のステージをすべてクリアするだけでは物足りないと感じたプレイヤーは、こちらのステージで存分に楽しもう。
一方で、通常のステージ自体は全10個となっており、1ステージクリアにかかる時間は5分~15分程度。1時間~2時間程度で全ステージをクリアすることができるだろう。ボリューム的にもお手軽で、複雑なルールも特に存在しないため、タワーディフェンスというジャンルの作品を初めて遊ぶプレイヤーにもオススメしたい作品となっている。
ソフトウェア情報
- 「Defence Saviors」
- 【著作権者】
- Strayひろま 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.07