レビュー
Webブラウザーの動作を妨げる迷惑ソフトを一掃してくれるGoogle製のクリーナーツール
「Google Chrome」だけでなく「Microsoft Edge」や「Firefox」などにも有効
2016年9月20日 06:05
「Chrome クリーンアップ ツール(Chrome Cleanup Tool)」は、システムをスキャンして「Google Chrome」の動作の妨げになる迷惑ソフトを削除するGoogle公式のクリーンアップツール。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。GoogleのWebサイトからダウンロードできる。
オンラインソフトをインストールしてから「Google Chrome」が頻繁にクラッシュするようになったり、見覚えのないツールバーが追加されていたり、閲覧ページへ勝手に広告が挿入されたりといったトラブルに遭ったことはないだろうか。そういう場合は、迷惑ツールがシステムに入り込んでしまった可能性が高い。
迷惑ツールを特定してアンインストールすれば、こうした症状は改善されるが、この手のツールの削除は慣れないと少し難しく、初心者の手に負えないことも多い。
本ソフトは、そうした問題をユーザーの代わりに解決してくれるツール。「Microsoft Edge」や「Firefox」といった、「Google Chrome」以外のWebブラウザーに対しても有効なので、いざという時のために覚えておくとよいだろう。
本ソフトの使い方はいたって簡単。起動すると自動でシステムのスキャンが始まり、「BrowseFox」や「SmartWeb」、「MySearch123」といった既知の迷惑ツールがあればそれをリストアップしてくれる。あとは[不審なプログラムを削除]をクリックすれば、これらの迷惑ツールをクリーンアップすることが可能
ツールを終了すると「Google Chrome」の[ブラウザ設定のリセットをする]ダイアログが表示されるので、[リセット]ボタンを押して「Google Chrome」をインストール直後の状態へと初期化すれば、インストール直後の完全にクリーンな状態になる。
ソフトウェア情報
- 「Chrome クリーンアップ ツール」
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.70.2