レビュー

3本指・4本指でWindows 10の仮想デスクトップを切り替え「TaskViewGestureToolkit」

Macの“Mission Control”のような使い勝手をWindows 10でも

「TaskViewGestureToolkit」v1.0.0

 「TaskViewGestureToolkit」は、3本指や4本指でのスワイプでWindows 10の仮想デスクトップを切り替えられるタスクトレイ常駐型のツール。Windows 10に対応するフリーソフトで、プロジェクトホスティングサービス“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 Macには仮想デスクトップ(操作スペース)やアプリをGUIで一覧表示し、切り替えられるようにする“Mission Control”と呼ばれる機能が備わっている。これはWindows 10の“タスク ビュー”に相当する機能だが、Macでは3本指または4本指で上にスワイプすることで簡単に呼び出せて便利。また、左右にスワイプすれば仮想デスクトップを切り替えることもできる。

 本ソフトは、これをWindows 10で再現するためのツール。“Surface”などのデバイスでは類似するジェスチャーが標準でサポートされているが、そうでないデバイスでは有用だろう。

 本ソフトは3本指によるタッチ操作に対応したSynaptics社製タッチパッドと、4本指によるタッチ操作に対応したWacom社製ペンタブレットに対応しており、インストールするだけで左右へのスワイプで仮想デスクトップの切り替え、上下へのスワイプでタスクビューの表示が行えるようになる。Synaptics社製のタッチパッドは“ThinkPad”をはじめとするノートPCで広く採用されているので、本ソフトが機能する可能性は高い。

 なお、導入の際はタッチパッド・ペンタブレットに設定されているジェスチャーと干渉する場合がある。その場合は、タッチパッド・ペンタブレット側でジェスチャーを無効化しておく必要があるので注意したい。


ソフトウェア情報

「TaskViewGestureToolkit」
【著作権者】
Kazuki Oishi 氏
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.0(16/07/21)