レビュー

“VirusTotal”でダウンロードファイルの安全性を自動でチェックしてくれる拡張機能

インストールするだけで機能。Firefox/Google Chrome/Opera版がラインナップ

Google Chrome版「Download Virus Checker」v0.1.1
警告画面

 「Download Virus Checker」は、Webブラウザーでダウンロードしたファイルの安全性をウイルスチェックサービス“VirusTotal”を利用して自動でスキャンしてくれる拡張機能。寄付歓迎のフリーソフトで、「Firefox」版、「Google Chrome」版および「Opera」版がラインナップされている。それぞれ“Add-ons for Firefox”、“Chrome ウェブストア”、“Opera アドオン”から無償でダウンロードできる。

 “VirusTotal”はGoogle傘下の無償オンラインサービスで、60以上のアンチウイルスソフトを用いて不審なファイルやURLを分析してくれる。今回紹介する「Download Virus Checker」はこの“VirusTotal”と連携し、ブラウザーでダウンロードしたファイルの安全性を自動でチェックしてくれるものだ。

 導入は非常に簡単で、拡張機能をブラウザーへインストールするだけで機能する。ファイルのダウンロードが始まると、そのURLが“VirusTotal”へ送信される仕組みだ。

 もしダウンロードファイルのURLがあらかじめ定められた閾値以上のアンチウイルスソフトで“陽性”(ウイルスに感染している)と判定されると、赤文字で“Stop!”と書かれた警告画面が表示される。この警告画面では、どのアンチウイルスソフトで“陽性”と判定されたかを確認することが可能。陽性反応の数だけでなく、陽性反応を示したウイルスソフトの信頼性も加味しながら、ダウンロードファイルを実行するかどうかを判断しよう。

 なお、閾値の初期値は3だが、これはオプション画面から自由に変更するできる。また、このオプション画面ではウイルススキャンの対象外とする拡張子を登録することも可能だ。

ファイルのダウンロードが始まると、そのURLが“VirusTotal”へ送信される仕組み(Firefox版)
オプション画面(Firefox版)

ソフトウェア情報

「Download Virus Checker」
【著作権者】
James Fray 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
0.1.1(16/11/17)

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