レビュー
素直な使い勝手が魅力の画面キャプチャー「WinCap」 ~IEでWebページ全体の撮影が可能
デスクトップ全体・アクティブなコントロール・選択したコントロールを撮影できる
2017年7月28日 06:00
「WinCap」は、デスクトップ画面をキャプチャーして画像として保存するスクリーンショットツール。Windows 7以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。
デスクトップ全体・アクティブなコントロール・選択したコントロールのキャプチャーに対応したスクリーンショットツール。矩形選択によるキャプチャーに対応していない点を除けば、ごくスタンダードな設計と言える。初期設定のホットキーもそれぞれ[PrintScreen]キー、[Alt]+[PrintScreen]キー、[Ctrl]+[PrintScreen]キーとなっており、奇をてらったところはない。気に入らなければカスタマイズすることも可能だが、そのまま利用して違和感はないだろう。
設定画面は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューからアクセス可能。WPF製のモダン&クールなデザインで、使い勝手はよい。キャプチャーした画像はクリップボードへ送るかファイルに保存するかを選択することが可能で、ファイルに保存する場合は自動保存の可否、自動保存の場合はファイル名の命名規則、画像フォーマットなどを選択できる。
本ツールのユニークな点は、[Ctrl]+[Alt]+[PrintScreen]キーでWebページ全体のキャプチャーが行えること。このホットキーは基本的に選択したコントロールのキャプチャーと同じふるまいをするが、「Internet Explorer」を選択した場合だけ、閲覧ページを最下部までスクロールしてキャプチャーを行う。Web閲覧に「Internet Explorer」を利用するシーンは減っているが、「Internet Explorer」でのイメージをキャプチャーできるアプリを探している場合は、本ソフトが有力な候補になりそうだ。
ソフトウェア情報
- 「WinCap」
- 【著作権者】
- thirdplay 氏
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.5(17/04/13)