レビュー
世界時計アプリとして利用可能。システムのタイムゾーンを列挙する「TimeZonesView」
選択したタイムゾーンをクリップボードへコピーしたり、レポートとして出力する機能も
2017年8月9日 06:00
「TimeZonesView」は、システムに保存されているタイムゾーン情報を列挙するシンプルなツール。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
レジストリ(HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥Time Zones)に保存されているタイムゾーン情報を一覧表示するツール。各タイムゾーンの現地時間を自動更新する機能を搭載しており、世界時計アプリの代わりに利用できる。
世界時計アプリによくある意匠を凝らしたデザインとは無縁の無骨なリストビューは一覧性が高く、意外に実用的だ。タイムゾーンの名前と概要、レジストリでの名前、現地時間を一目で把握可能で、夏時間(Daylight Saving Time、サマータイム)がある場合はその開始日時と終了日時をチェックすることもできる。現在地のタイムゾーンの行がハイライトされるのも親切だ。各タイムゾーンの情報を1つの画面で表示したい場合は、ダブルクリックでプロパティ画面へアクセスするとよい。
本ソフトはレジストリに記録された情報をもとにしているため、ユーザーが自分でタイムゾーン情報を管理する必要はない。また、選択したタイムゾーンの情報をクリップボードへコピーしたり、レポートとして出力できるのもユニークと言える。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運ぶことも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「TimeZonesView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(17/08/01)