REVIEW(09/08/10)

カーソルやAeroを利用したユニークな方法でバッテリー残量を通知「BattCursor」

バッテリーを節約する機能も集約して搭載、見た目だけでなく機能的にも優れる

「BattCursor」v1.2「BattCursor」v1.2

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 「BattCursor」は、バッテリー残量をさまざまな方法で通知できるバッテリーメーターソフト。32ビット版および64ビット版のWindows Vista/7に対応しており、個人の非商用に限り無償で利用可能。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、タスクトレイ常駐型の多機能なバッテリーメーターソフト。バッテリー残量によって、多い順から“Default”“Warning”“Critical”という3段階のレベルが設定されており、レベルが切り替わったことをさまざまな方法で通知できる。

 本ソフトの特長は、なんといってもその通知方法の多彩さとユニークさにある。用意されている通知方法は、タスクバーアイコン・デスクトップアクセサリ・ウィンドウ枠の色・マウスカーソルの4種類。たとえばウィンドウ枠の場合、“Aero Glass”効果を利用して“Warning”の場合は黄色、“Critical”の場合は赤色へ枠の色を変化させることができる。マウスカーソルの場合は、カーソルの色がレベルによって変化するほか、バッテリー残量がカーソル右下に小さく表示される仕組み。

バッテリーレベルが“Warning”の場合バッテリーレベルが“Warning”の場合

バッテリーレベルが“Critical”の場合バッテリーレベルが“Critical”の場合

 それぞれの通知方法は個別にON/OFFできるほか、警告の際に用いられる色やレベルが切り替わるバッテリー残量の値などを細かくカスタマイズすることも可能。

 また、本ソフトは見た目に楽しいユニークな残量通知機能だけでなく、実用的な節電機能を多く備えているのもうれしい。たとえば、指定したバッテリー残量を下回ると“Aero Glass”効果を無効にしたり、サイドバーを閉じることができる。また、バッテリー残量に応じて、指定した既存の電源プロファイルへ自動で切り換えることも可能。さらに、一定時間PCを利用していない場合に、モニターの輝度を下げる機能も備えている。輝度が下がる際には、徐々に輝度を落とすことでフェード効果を演出する仕組みで、輝度の値やフェードアウトに要する時間などを細かく指定することも可能。

【著作権者】
Thomas Baumann 氏
【対応OS】
Windows Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用かつ個人利用のみ)
【バージョン】
1.2(09/04/22)

(柳 英俊)