REVIEW(09/09/08)

水の循環を不思議な演出で描くスクリーンセーバー「Vol.9 水(WATER)」

水循環に関わる各要素を歯車に見立て、水が人間の口に入るまでの過程を描く

「Vol.9 水(WATER)」「Vol.9 水(WATER)」

 「Vol.9 水(WATER)」は、水の大切さを思い出させるスクリーンセーバー。Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、(株)沖データのWebサイトからダウンロードできる。

 日本では少子化による人口減少が懸念されているが、世界的に見れば人口は爆発的に増え続けている。人口増加は天然資源や食料の不足を引き起こし、なかでも水資源不足がより深刻化するという意見がある。実際すでに、世界の6人に1人が安全な水を確保できていないと言われているほか、飲料水にまったく困っていない日本でさえ、おいしい水を飲むためにミネラルウォーターを輸入している。

 水の大切さはわかっているものの、あまりに身近に存在するため、そのありがたみを普段から意識するのは難しい。最近では、エコの観点で節水を心がけている人も多いと思うが、将来の水不足まで考えている人はさすがに少ないだろう。そこで、水の循環を描くスクリーンセーバー「Vol.9 水(WATER)」を利用して、改めて水のことを考えてみてはどうだろうか。

 起動すると、水循環に関わる各要素を歯車に見立て、水が人間の口に入るまでの過程を不思議な演出で描いていく。それぞれの歯車は水の移動によって作動する仕組みで、たとえば、蛇口の歯車からヤカンの歯車に注がれた水が、森の歯車へ撒かれ、そこから蒸発した水が雲になり、さらにいくつかの歯車を経て最終的に人間へ届けられる。

【著作権者】
(株)沖データ
【対応OS】
Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(09/08/24)

(中井 浩晶)