REVIEW(09/09/16)

Twitterのロゴに採用されている英字フォント「Pico」

あの有名なロゴは日本人デザイナーのフォントがベース

「Pico」v3.0「Pico」v3.0

 「Pico」は、“Twitter”のロゴに採用されている、丸みがかわいらしい英字フォント。Windowsに対応するフリーのTrueTypeフォントで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、利用は個人での非商用目的に限られる。なお、商用目的で利用する場合には事前に問い合わせが必要。

 インターネットは情報を得る場であると同時に、自分を表現する場でもある。Webサービスが充実するとともにユーザーの発信意欲も高まっており、たとえば“YouTube”で映像、“MySpace”で音楽、“Flickr”で写真を発表したり、ブログで意見や感想を述べるといったように、誰でもアーティストや評論家になれる。また、インターネット上で自作のオンラインソフトを公開することもその一例だろう。

 インターネット上で脚光を浴びれば、一夜で有名になることも夢ではないが、ライバルもそれだけ多い。そんななか、ある日本人デザイナーの作品が、現在もっともホットなWebサービスの顔として使われ、世界中の人の視線を知らず知らずのうちに集めている。それは、“Twitter”のロゴに採用されているフォント「Pico」だ。

 “Twitter”のロゴは丸々としたキュートなデザインが特長で、“t”の字がカタカナの“ヒ”に見える。「Pico」の作者によると、同フォントが使われているのは“e”以外の文字であり、頭文字の“t”だけは旧バージョンの同フォントが採用されているとのこと。

 なお、同フォントには通常版の「Pico-Black」と白抜き版の「Pico-White」が同梱されており、「Pico-White」を利用すれば“Twitter”と同じ縁取り文字を手軽に印字できる。またどちらのフォントも、“M”や“P”といった一部の収録文字以外は大文字と小文字が共通になっている。

【著作権者】
Maniackers Design
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(個人での非商用利用のみ)
【バージョン】
3.0(08/07/04)

(中井 浩晶)