REVIEW(09/12/07)

公式RT対応、フリック操作でさくさく閲覧できるWM用Twitterクライアント「Rewit」

リスト機能も利用可能、画面デザインを自由にカスタマイズできるのも魅力

「Rewit」v0.13.201「Rewit」v0.13.201

 「Rewit」は、フリックによる操作が魅力のWindows Mobile用Twitterクライアントソフト。Windows Mobile 6.1に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトの操作方法は、Windows Mobile向けとしては少し独特なので、慣れが必要かもしれない。画面を上下左右へ指でスライドさせる“フリック操作”が基本で、上下のフリックでスクロール、左右へのフリックで階層化されたメニュー項目をたどっていく仕組み。

 最初に表示されるメイン画面は“Timeline”“Reply”“DM”といったメニューがリスト表示されている。ここで、たとえば“Timeline”を左フリックすると、通常のタイムラインを表示できる。さらにタイムライン上のつぶやきを左フリックすると、そのユーザーの情報画面を表示できる。さらにその画面を左フリックすると、当該ユーザーのつぶやきリストを表示することが可能。このように、左フリックしていくことでより詳細な情報を閲覧していけるわけだ。

メイン画面メイン画面

“Timeline”メニューを左フリックして、タイムラインを表示。さらにタイムライン上のつぶやきをフリックすれば、ユーザーの詳細情報を確認できる“Timeline”メニューを左フリックして、タイムラインを表示。さらにタイムライン上のつぶやきをフリックすれば、ユーザーの詳細情報を確認できる

 なお、右フリックすれば元の画面へ戻ることが可能。自分が今どの階層にいるかは、画面右下にある表示で知ることができるので、最初はそれを確認しながら操作してみよう。

 さらに、本ソフトは“リスト”機能やTwitter公式の“Retweet”機能(以下、公式RT機能)にも対応。自分が作成したリスト、自分がフォローしたリスト、公式RTされたつぶやきなども、フリック操作でたどりながら簡単に閲覧できる。ただし公式RTを利用する際は、TwitterのWebサイト上で言語設定を“English”へ変更しておく必要がある。

 また、つぶやきの投稿機能も、使い勝手に気が配られており扱いやすい。投稿欄は画面上部にあり、通常は縦1行分の大きさしかないが、SIPを表示させると書き込みやすいように投稿欄が自動的に広がる。また、複数のつぶやきへ返信作業を行うと、先頭に“.”が入力された状態で“@ユーザー名”が次々に挿入されていく仕組みになっており、複数ユーザーへの返信作業も簡単に行える。

SIPの表示と連動してつぶやきの投稿欄も拡大SIPの表示と連動してつぶやきの投稿欄も拡大

複数ユーザーへの返信作業も簡単複数ユーザーへの返信作業も簡単

画面デザインのカスタマイズ機能も充実画面デザインのカスタマイズ機能も充実

 そのほか、画面デザインを詳細にカスタマイズできるのもうれしい。表示フォントのサイズや大きさだけでなく、壁紙も変更可能。好みのデザインへカスタマイズして利用できるので、標準の画面デザインでは視認性がよくないというユーザーにもお勧めできる。

【著作権者】
理音 伊織 氏
【対応OS】
Windows Mobile 6.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.13.201(09/11/23)

(柳 英俊)