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「Microsoft Edge」で2件の脆弱性修正 ~デザインが更新されたプロファイルフライアウトも展開
v141.0.3537.71が安定チャネルでリリース
2025年10月10日 18:24
米Microsoftは10月9日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v141.0.3537.71を安定(Stable)チャネルでリリースした。本バージョンでは、プロファイル(ユーザー管理・切り替え)のフライアウトが刷新。よりクリーンなデザインとなり、主要な機能へアクセスしたり、仕事用と個人用のプロファイルの区別がわかりやすくなる。
このアップデートは提供範囲を段階的に広げながらロールアウトされるため、アップデートしてもすぐに利用できるとは限らない点には注意したい。
そのほかにも、アクセシビリティAPIが有効な場合に「Microsoft Loop」や「Planner」ワークフローがクラッシュする問題などが修正され、信頼性が向上した。脆弱性の修正は、以下の通り。
- CVE-2025-11458:Heap buffer overflow in Sync(High)
- CVE-2025-11460:Use after free in Storage(High)
深刻度の評価は、最大で「High」。いずれも「Chromium」に起因するもので、「Google Chrome」でも先日のアップデートで修正されている。
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。