REVIEW(11/06/20)
“Dropbox”を利用したファイル共有を支援する「DropBox Linker」
公開フォルダへファイルの追加があると、その公開リンクを自動でクリップボードへ
「DropBox Linker」は、オンラインストレージサービス“Dropbox”を利用したファイル共有を支援するタスクトレイ常駐型ソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Dropbox」v1.1.35で動作を確認した。“Codeplex”のプロジェクトページからダウンロードでき、動作には.NET Framework 4.0 Client Profileが必要。なお、本ソフトの配布ファイルは圧縮されておらず、実行ファイルそのものとなっている。
“Dropbox”の“Public”フォルダへアップロードしたファイルは、その“パブリックリンク(公開URL)”を取得・通知することでほかのユーザーと共有できる。しかし、パブリックリンクを取得する手順は若干煩雑で、「windroplr」などといった初めからファイルの共有を目的としたソフトに比べると使い勝手が悪い。
本ソフトは、そんな“Dropbox”の弱点を補えるソフト。“Dropbox”の“Public”フォルダを監視して、ファイルの追加があるとクリップボードへそのパブリックリンクを自動で取得し、クリップボードへコピーしてくれる。
初回利用時には、監視対象となる“Public”フォルダのパスと、“Dropbox”のユーザーIDを、設定画面へ入力する必要がある。ユーザーIDは、公開ファイルのパブリックリンク“http://dl.dropbox.com/u/(数字)/(ファイル名)”の数字部分にあたるので、適当なファイルのパブリックリンクを取得すれば簡単にわかる。
正しくセットアップが完了すると、“Public”フォルダへファイルをコピーするだけで、デスクトップ右下にポップアップ通知が現れ、クリップボードにパブリックリンクが格納されるようになる。あとはそのリンクを、メールやメッセンジャーソフト、SNSなどを利用して共有相手に知らせてあげればよい。
- 【著作権者】
- Sergey Seleznev 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2(11/06/15)