REVIEW(12/11/09)
“集団編集”などユニークな文字列編集ができるテキストエディター「unitext」
正規表現を利用したテキスト整形やアウトラインといった多彩な機能も搭載
「unitext」は、ユニークな編集機能を備えるタブ切り替え型のテキストエディター。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
GREP検索、アウトライン、キーマクロ、ブックマークといったテキストの編集や閲覧に便利な機能を数多く搭載するが、なかでもユニークな機能が“集団編集”と呼ばれる機能だ。
“集団編集”とは、テキストの複数行を特殊な選択状態にした上で文字列を入力すると、各行の同一桁の部分に同じ文字列を挿入できる機能。たとえば、プログラムのソースコードで桁数を合わせた状態で宣言している変数名を一括変更したり、変数名の先頭や任意の場所に新たな文字列を挿入したい場合に便利。原稿など一般的な文書ファイルには向かないが、HTMLやプログラムのソースコードの編集時には強力な編集支援機能となるだろう。
この“集団編集”機能は同一文字列の挿入だけではなく、連番を挿入したり、カンマ区切りの桁数を合わせる、特定の文字を中心として左右の文字列を入れ替えるといった一風変わった編集方法も備えている。
そのほか、原稿などの文書ファイルを編集する際には正規表現を利用したテキスト整形が便利。行頭に指定した文字がある場合、あらかじめ設定しておいた桁数で折り返すとともに、続く行を字下げして見栄えよく整形することができる。たとえば、0~9という数字を指定しておけば、先頭に数字がある行は見出しとして整形させることが可能だ。
- 【著作権者】
- m.osako 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.81