レビュー
PCの利用ログを表示するユーティリティソフト「TurnedOnTimesView」
システムの起動・終了時刻や、シャットダウンの原因・コードなどを知ることもできる
(2013/6/17 10:39)
「TurnedOnTimesView」は、PCの利用履歴を分析・表示できるユーティリティソフト。Windows 2000からWindows 8までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、64bit版OS向けのバイナリも用意されている。作者のWebサイトからダウンロード可能。
本ソフトは、Windowsのイベントログを解析し、システムの起動時間を算出・一覧できるソフト。権限さえあれば、ローカルPCだけでなくリモートPCのログも解析できる。解析対象のPCは、[F9]キーを押すと現れるダイアログで指定可能。
また、システムの起動時間以外にも、システムの起動(スタートアップ)日時や終了(シャットダウン)日時、シャットダウンの原因、シャットダウンを要求したプロセス、シャットダウンコードといった情報も取得できる。日頃の利用状況を確認したり、システムが自動的に再起動された原因を究明したい場合などに役立つだろう。
なお、本ソフトはWindows Vista以降であっても、基本的に管理者権限なしで利用できる。ただし、BSOD(ブルースクリーン)の発生による予期せぬシャットダウンを含めて解析したい場合は、管理者権限が必要になるので注意してほしい。
また、イベントログを解析するという本ソフトの性質上、電源ボタンの長押しや停電によるシャットダウンなど、イベントログに記録されないシャットダウンまで正確に把握・分析できるわけではないので注意。シャットダウン日時が取得できない場合は、ログの左端のアイコンが青色ではなく赤く表示される。
さらに、古いバージョンのWindowsでは取得できる情報に制限がある。たとえばWindows XP以前のOSの場合、シャットダウンを要求したプロセスやシャットダウンコードといった情報は取得できない。また、Windows Vista以前のOSではシャットダウンの原因が取得できない。
ソフトウェア情報
- 「TurnedOnTimesView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000からWindows 8まで(32bit版および64bit版)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(13/06/10)