レビュー
ストアアプリもラインナップするオープンソースのテキストエディター「FooEditor」
ルーラーと行番号の表示・コードの折り畳み・構文色分けなどをサポートする本格派
(2013/10/10 15:44)
「FooEditor」は、オープンソースのエディターコンポーネント“FooEditEngine”を利用したテキストエディター。Windows デスクトップ版とWindows ストアアプリ版がラインナップされており、前者は“SourceForge.JP”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。後者は“Windows ストア”からダウンロードできる。
“FooEditEngine”は、C#言語で記述された独自のエディターコンポーネント。Unicodeをサポートするほか、ルーラーと行番号の表示・コードの折り畳み・シンタックスハイライト(構文色分け)・矩形選択・矩形編集、行の折り返し・正規表現による検索にも対応する本格派で、デスクトップアプリやストアアプリなどに組み込んで利用できる。プロポーショナルフォント(可変幅フォント)や右横書き(RTL)もサポートされており、アラビア語や結合文字も正しく扱うことが可能。
「FooEditor」は、その“FooEditEngine”のリファレンス実装と言えるだろう。“FooEditEngine”でサポートされている機能を網羅したタブ切換え型のテキストエディターになっており、実用にも十分耐えうる。
デスクトップアプリ版は「.NET Freamwork 4.5」で開発されており、「DirectX 9」をサポートしたGPUを搭載するWindows Vista/7環境に対応する。なお、Windows Vistaで利用する場合は、SP2および更新プログラム“KB971644”の適用が必要なので注意。
一方ストアアプリ版は、Windows 8/RTに対応。価格120円(税込み)でダウンロード販売されているが、広告付きでよければ無償で利用を継続することもできる。任意の桁数での折り返しといった日本語テキストの入力を考慮した高機能なテキストエディターアプリはまだまだ貴重。今後のアップデートにも期待したい。
ソフトウェア情報
- 「FooEditor」Windows デスクトップ版
- 【著作権者】
- FooProject
- 【対応OS】
- Windows Vista/7(編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.48.14.0(13/09/30)
- 「FooEditor」Windows ストアアプリ版
- 【著作権者】
- FooProject
- 【対応OS】
- Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- ダウンロード販売 120円(税込み。広告付きで無償利用可)
- 【バージョン】
- 1.5.0.0