レビュー
指定フォルダ内のファイル占有率をバウムクーヘン風の円グラフで表示「BittenBaum」
階層構造を幾重にも重なった円で表現して占有率を確認できる
(2013/10/24 18:16)
「BittenBaum」は、指定フォルダ内のファイルやフォルダの占有率を多重円グラフとリストで表示できるソフト。Windows XPや64bit版の7などに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。
指定フォルダ内の階層構造を、バウムクーヘンのように幾重にも重なった円で表現したグラフを使って表現可能。内側から外側の円に向かって階層が深くなり、円周上を占める大きさでファイル・フォルダの占有率を示す仕組み。円上にマウスカーソルを重ねるとファイル・フォルダパスをツールチップで表示できる。どのファイル・フォルダがディスク容量を消費しているかを直感的に把握できて便利。
グラフ上のフォルダをクリックするとそのフォルダ内のファイル・フォルダの占有率を表した多重円グラフへ切り替え可能なほか、右クリックメニューからはそのフォルダや1階層上のフォルダをエクスプローラで開くことができる。また、ツールバー上のボタンから“マイ ドキュメント”“Program Files”といったフォルダや各ドライブの多重円グラフを、1クリックで呼び出すことが可能。
さらに、ツールバー上の検索欄からはキーワード検索でファイルやフォルダを絞り込める。絞り込まれたファイルはグラフ上で強調表示される仕組みで、ワイルドカードや正規表現を利用できるほか、プルダウンリストから“画像ファイル”“アーカイブファイル”といった項目を選択して絞り込むことも可能。
[オプション]メニューから表示できる“グラフのオプション”ダイアログからは、グラフの色や背景色、グラフ内の項目の並び順といったグラフのデザインを設定できる。グラフの色は“フォルダ別に色分けする”“サイズに従って濃度を変える”“バウムクーヘン”から選択でき、“サイズに従って濃度を変える”を選択した場合は好きな色の濃淡でファイルサイズを表現可能。
また、多重円グラフをJPEG/PNG/BMP画像として保存することもできる。保存する際は、グラフのデザインに加えて画像サイズや一番内側の円の大きさ、ファイル・フォルダ名を表示するかどうか、フォントのサイズといったオプションを指定可能。
そのほか、ファイル・フォルダ占有率のリストをXML/CSVファイルとして保存する機能も備える。また作者サイトでは、コマンドラインで指定したフォルダの占有率グラフを出力するコマンドライン版も配布されている。
ソフトウェア情報
- 「BittenBaum」
- 【著作権者】
- smdn 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.00(13/10/22)