レビュー
インデックスを作成しない“超高速”ファイル検索ソフト「MasterSeeker」
“Master File Table”を直接参照することにより圧倒的スピードの検索が可能
(2013/11/13 17:25)
「MasterSeeker」は、圧倒的なスピードを誇るファイル検索ソフト。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
“高速”を売りにする一般的なファイル検索ソフトは、ハードディスク内すべてのファイル情報をインデックスとして作成し、これを参照することで高速な検索を可能にしているものが多い。本ソフトはこうしたインデックスを作成せず、MFT(Master File Table)と呼ばれるファイル情報を直接参照することで“超”がつくほどの高速検索を実現している。
画面はシンプルながら検索に便利なオプションをいくつも備えている。大文字小文字の判別、正規表現といったキーワード関連のオプションや、ファイルのみ・フォルダのみを対象にするオプション、検索対象に含めるファイルサイズの指定といったオプションが利用可能。
検索結果はエクスプローラ風にファイル名やファイルパス、サイズ、更新日時などが一覧される。一覧では、選択ファイルを開いたりコピーできるほか、ファイル名やファイルパスをクリップボードにコピーできる。また、本ソフトの画面上からエクスプローラへドラッグ&ドロップでファイルをコピー・移動することも可能だ。
本ソフトはインデックスを作成せず、タスクトレイに常駐することもないため、起動ごとにMFTから取得したファイル情報を読み込む仕組みになっている。この読み込みは、PC環境により異なるが数秒ほどの時間を要する。なお読み込み中にも検索は可能。またその仕組み上、本ソフトがMFTからファイル情報を読み込んだ後に作成されたファイルは検索にヒットしない。その場合は更新ボタンを押して、最新のファイル情報を読み込ませるとよい。
なお、Windows 2000/XP/Server 2003での動作には、.NET Framework 2.0が必要。
ソフトウェア情報
- 「MasterSeeker」
- 【著作権者】
- DxCK
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.2