レビュー
指定したプロセスとデバイスドライバーの間のデータ転送を監視する「DeviceIOView」
デバイスを直接扱う低レベルなプログラムの開発のお供に
(2014/3/28 12:40)
「DeviceIOView」は、アプリケーションやサービスがデバイスドライバーへアクセスするのを監視できるソフト。Windows 2000/XP/Server 2003/7/Vista/Server 2008に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1でも動作を確認した。作者のWebサイトから32bit版と64bit版がダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、指定したプロセスとデバイスドライバーの間のデータ転送(“DeviceIoControl”関数の呼び出し)を監視することが可能。[Start]ボタンを押すとプロセスが列挙され、そこで監視対象のプロセスを選択すると、当該プロセスが行っているデバイスドライバーの呼び出しが、ハンドルやコントロールコードなどとともにすべてメイン画面の上部に列挙される。さらにデバイスドライバーの呼び出しを選択すると、メイン画面の下部に入力されたデータと出力されたデータの16進ダンプが表示される。デバイスを直接扱う低レベルなプログラムで、データが正常に送られているか確かめたりするのに使えそうだ。
なお、本ソフトは管理者権限なしでも動作するが、その場合はプロセスの選択画面で管理者権限で動作するプロセスが列挙されない。また、64bit版「DeviceIOView」は64bitプロセスのみを扱うことが可能。32bitプロセスをアタッチすると、プロセスがクラッシュするので注意してほしい。
ソフトウェア情報
- 「DeviceIOView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/7/Vista/Server 2008(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.03