レビュー
Windows 8のタッチ操作をWiiリモコンでエミュレート「Touchmote」
Wiiリモコンを向けた場所を[A]ボタンで“タッチ”
(2014/4/14 10:22)
「Touchmote」は、Windows 8のタッチ操作をWiiリモコンでエミュレートできるソフト。64bit版を含むWindows 8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1での動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、利用にはWiiリモコンのほか、Wiiリモコンに対応したBluetoothレシーバーと、電池駆動またはUSB接続で動作するWiiリモコン用のセンサーバーが必要。
利用するには、まずセンサーバーをPCモニターの上、もしくは下に置き電源を入れておく。あとは、本ソフトの[Pair Wiimotes]ボタンを押して接続待機状態にし、Wiiリモコンの電池の蓋を開けるとある赤いボタンまたは[1]+[2]ボタンを押し続けて本ソフトと接続すれば準備は完了。
Wiiリモコンをモニターへ向けるとモニター上に大きめの丸いカーソルが表示され、Wiiリモコンの[A]ボタンでカーソル位置を“タッチ”できるようになるほか、[B]ボタンをしばらく押すと右クリックメニューを表示できる。また、[A][B]ボタン同時押しで2本指によるタッチを実現。同時押ししながらリモコンを傾けるとピンチイン・アウト操作ができる。
さらに、Wiiリモコンの[HOME]ボタンで[Windows]キー、十字ボタンでカーソルキーをエミュレートするといったことが可能。Wiiリモコンの各ボタンとエミュレートする操作は設定画面の[CONTROLLER CONFIG]ボタンから表示できるダイアログからカスタマイズできる。さらに、ヌンチャクコントローラーやクラシックコントローラーにも対応しており、指定したキー入力をエミュレートしたり、アナログスティック付きのゲームパッドとして動作させることも可能。
そのほか、設定画面からは本ソフトをWindowsのスタートアップに登録したり、起動時にWiiリモコンとの接続を自動で行うオプションなどが用意されている。また、センサーバーの位置を“Top”“Center”“Bottom”から選択することも可能。
なお、編集部にて試用したところ、Windowsのロック画面では本ソフトが有効にならず、Wiiリモコンでロックを解除することはできなかった。
ソフトウェア情報
- 「Touchmote」
- 【著作権者】
- Simon Nilsson 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0 beta 10