レビュー

Windows 8のタッチ操作をWiiリモコンでエミュレート「Touchmote」

Wiiリモコンを向けた場所を[A]ボタンで“タッチ”

「Touchmote」v

 「Touchmote」は、Windows 8のタッチ操作をWiiリモコンでエミュレートできるソフト。64bit版を含むWindows 8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1での動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、利用にはWiiリモコンのほか、Wiiリモコンに対応したBluetoothレシーバーと、電池駆動またはUSB接続で動作するWiiリモコン用のセンサーバーが必要。

 利用するには、まずセンサーバーをPCモニターの上、もしくは下に置き電源を入れておく。あとは、本ソフトの[Pair Wiimotes]ボタンを押して接続待機状態にし、Wiiリモコンの電池の蓋を開けるとある赤いボタンまたは[1]+[2]ボタンを押し続けて本ソフトと接続すれば準備は完了。

Wiiリモコンを向けた場所へ大きめの丸いカーソルが表示される

 Wiiリモコンをモニターへ向けるとモニター上に大きめの丸いカーソルが表示され、Wiiリモコンの[A]ボタンでカーソル位置を“タッチ”できるようになるほか、[B]ボタンをしばらく押すと右クリックメニューを表示できる。また、[A][B]ボタン同時押しで2本指によるタッチを実現。同時押ししながらリモコンを傾けるとピンチイン・アウト操作ができる。

[B]ボタンの長押しで右クリックメニューを表示
ピンチイン・アウト操作も可能

 さらに、Wiiリモコンの[HOME]ボタンで[Windows]キー、十字ボタンでカーソルキーをエミュレートするといったことが可能。Wiiリモコンの各ボタンとエミュレートする操作は設定画面の[CONTROLLER CONFIG]ボタンから表示できるダイアログからカスタマイズできる。さらに、ヌンチャクコントローラーやクラシックコントローラーにも対応しており、指定したキー入力をエミュレートしたり、アナログスティック付きのゲームパッドとして動作させることも可能。

設定画面
各ボタンと操作のカスタマイズダイアログ

 そのほか、設定画面からは本ソフトをWindowsのスタートアップに登録したり、起動時にWiiリモコンとの接続を自動で行うオプションなどが用意されている。また、センサーバーの位置を“Top”“Center”“Bottom”から選択することも可能。

 なお、編集部にて試用したところ、Windowsのロック画面では本ソフトが有効にならず、Wiiリモコンでロックを解除することはできなかった。

ソフトウェア情報

「Touchmote」
【著作権者】
Simon Nilsson 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0 beta 10

(長谷川 正太郎)