レビュー

コード進行を入力してアレンジを選ぶだけで伴奏を作成「ChordPulse Lite」

カラオケやメロディー楽器の練習に重宝するほか、リズム楽器の練習にも利用できる

「ChordPulse Lite」v2.2

 「ChordPulse Lite」は、簡単な操作で簡易的な伴奏を作成・演奏できるソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 コード進行を入力してアレンジを選ぶだけで、ドラム・ベース・コード楽器による伴奏を作成することが可能。カラオケやメロディー楽器の練習に重宝するほか、ドラム・ベース・コード楽器の音量を独立して調節できるので、これらのリズム楽器の練習にも利用できる。

ポップアップから和音とキーを選択してコードを入力

 コード進行は8小節または16小節を一塊とした“Page”単位で入力し、“Page”を並べて曲とする仕組み。1拍単位でコードを切り替えることが可能で、和音はメジャー・マイナー・セブンス・オーギュメント・ディミニッシュの5種類を利用できる。画面上の“Chords”欄をクリックすると現れるポップアップから和音とキーを選択してコードを入力し、ドラッグで長さを決定可能。

 欄外の右クリックメニューからは、入力済みのコードを全選択したり、切り取り・コピーすることが可能で、欄内のコード未入力部分の右クリックメニューからペーストすることもできる。また、コードの右クリックメニューからコードを再変更したり、トランスポーズすることも可能。

 “Pages”欄からは“Page”を切り替えたり、新たな“Page”を作成できる。また、“Style”ポップアップでは26種類の中から曲のアレンジを選択可能。また、“Tempo”ポップアップからは曲の速さを指定できる。

“Pages”欄から“Page”を切り替えたり、新たな“Page”を作成
“Style”ポップアップ

 作成した曲は画面右上の[File]メニューから独自の“CPS”形式で保存し、後から開くことが可能。ただし、保存する際に自動で拡張子が付加されないため、ファイル名の最後に自力で“.cps”と入力する必要があるので注意。

 そのほか、19.95ユーロなどで販売されている上位版の「ChordPulse」では、16種類の和音や100種類以上のアレンジなどを利用できる。

ソフトウェア情報

「ChordPulse Lite」
【著作権者】
Flextron Bt.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2(12/07/09)

(長谷川 正太郎)