レビュー

Webページ内でローカルの動画を再生できるFirefox拡張「Fake Vedio AD」

Webページを閲覧しているようにみせてローカル上の好きな動画を再生可能

「Fake Vedio AD」v0.1

 「Fake Vedio AD」は、表示したWebページの中でローカルの動画を視聴できるようにしてしまう「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v21.0以降に対応しており、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v37.0.1で動作を確認した。“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。

 最近のWebサイトでは静止画や動画が多用されていることが多いが、本拡張機能はWebページ内へローカルに保存されている動画を再生するためのプレイヤーを紛れ込ませることが可能。動画が広告であるかのようなキャプションまでプレイヤー上部に付けてくれるので、Webページを読んでいるようにみせかけて実はローカルに保存された動画を見るといったことができる。

ポップアップへ任意の値を入力

 「Fake Vedio AD」で動画を見るためには、Webページ内にID属性が付与されたHTMLタグが使用されている必要がある。あらかじめWebページのソースを確認し、ソースの中に含まれるID要素を見つけておこう。IDの名称をコピーするなどして控えてから、拡張機能のボタンを押すと、埋め込まれる動画プレイヤーの幅・高さ・埋め込み先のID属性名をポップアップで尋ねられる。それぞれテキスト欄へ入力して[OK]ボタンを押せばWebページ内に動画プレイヤーが埋め込まれる仕組み。

 埋め込まれた動画プレイヤー脇の[参照]ボタンから再生したいファイルを選べる。動画プレイヤーはHTML5がサポートする動画を再生することが可能で、編集部にてMP4/WebM/OGV形式の動画を再生できた。なお、動画の上に表示されるキャプションの[HIDE]リンクを押すと動画プレイヤーは消すことが可能。

 ID属性によっては動画プレイヤーが適切に埋め込まれない場合もあるが、最新の「Firefox」はタブへドラッグ&ドロップされたローカルの動画を「Firefox」の画面内で鑑賞できる。堂々と動画を見たい時にはこちらがおすすめだ。

埋め込み前
埋め込み後。実際に動画を再生するとそれなりに周囲に溶け込む。

ソフトウェア情報

「Fake Vedio AD」
【著作権者】
agitoxin 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1(14/06/25)

(市川 祐吉)