レビュー
洗練されたデザインをもつフォント管理ツール「FontBase」
フォントをすばやく見つけ出すための仕掛けが充実。比較に便利なピン留め機能も
(2015/12/24 05:05)
「FontBase」は、洗練されたデザインをもつフォント管理ツール。Windows 7以降に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトは、サンプルテキストをさまざまなフォントで表示・比較できるフォントビューワー。フォントの色や背景色、フォントのサイズ、行の高さなどがツールバーから自由に変更可能で、カーニング(フォント間隔の調整)やリガチャ(合字)などの有無を指定することもできる。
もちろん、サンプルテキストは自由に変更することが可能。ツールバー左端の[…]ボタンをクリックするとテキストボックスが現れるので、ここへ好みのテキストを入力してみよう。初期設定では英文が指定されているが、日本語フォントを比較する場合は漢字やかな、アルファベットなどが混じったテキストを利用する方が使い勝手がよい。
さらに、フォントをすばやく見つけ出すための仕掛けも充実している。
たとえば、ライブ検索機能を利用すれば、フォントをすばやく絞り込み表示することが可能。この機能は、画面左側のサイドバー下部にある検索ボックスから利用できる。
また、“コレクション(Collections)”と呼ばれる機能を搭載しており、フォントを自由に分類することが可能。フォントのスタイルや用途によってあらかじめ分類しておくと、あとで利用する際に役立つ。“最近追加されたフォント(Recently added)”や“お気に入り(Favorites)”などのビルトインコレクションも是非活用したい。
そのほかにも、フォントライブラリサービス“Adobe Typekit”との連携機能や、フォントの保存されたフォルダーをドラッグ&ドロップで「FontBase」へ追加する機能などを搭載。フォントをリストの上部に固定表示する“ピン留め”機能は、他のフォントと見比べたい場合に便利だ。なにより、洗練されたモダンなデザインは使っていて楽しい。
ソフトウェア情報
- 「FontBase」
- 【著作権者】
- Dominik Levitsky Studio
- 【対応OS】
- Windows 7以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.2.1 Beta