レビュー
PCを手軽に無線LANアクセスポイントへ変えることができる「HostedNetworkStarter」
ネットワークの名前とキーを入力して、共有するインターネット回線を選択するだけ
(2016/4/18 05:05)
「HostedNetworkStarter」は、PCを手軽に無線LANアクセスポイントへ変えることができるツール。64bit版を含むWindows 7からWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、簡単に言うと“PCのインターネット回線を分岐して、無線LAN搭載デバイスと接続できるようにする”ためのツール。Windows 7以降ならば“Virtual Wi-Fi”機能と“SoftAP”機能を組み合わせることにより、PCを無線LANアクセスポイント(ホットスポット)として運用することができるが、“netsh”コマンドでワイヤレスLANの“Hostednetwork”モードを有効化する必要があるなど、手順は少し面倒だ。この作業を簡略化してくれるのが、本ソフトの役割といえる。
基本的な使い方は簡単で、「HostedNetworkStarter」を起動すると現れるオプション画面でネットワーク名(SSID)とネットワークキーを入力し、共有対象のインターネット回線をプルダウンメニューで選択して[Start]ボタンを押すだけでよい。ワイヤレスLANの“Hostednetwork”モードが有効化され、その情報がメイン画面の上半分に表示される。ネットワークキーを保存して次回もそのキーを利用したい場合は、[Persistent Key]オプションを有効化しておこう。
なお、メイン画面の下半分はアクセスポイントに接続した外部端末の情報を表示する画面になっており、端末のMACアドレスや接続した日時などがチェックできる。また、無線LANアクセスポイント機能を停止したい場合は、ツールバーにある[Stop Hosted Network]ボタンを押せばよい。
ソフトウェア情報
- 「HostedNetworkStarter」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7から10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(16/03/30)