レビュー

デスクトップ・モバイル両対応。出先でのMarkdownの確認・共有に最適な「Markdownr」

“GFM”記法をサポートしており、テーブルの表示やシンタックスハイライトも可能

「Markdownr」v0.8.0.0

 「Markdownr」は、デスクトップとモバイルの両方で動作するMarkdownテキスト専用のビューワーアプリ。Windows 8.1/10、およびWindows Phone 8.1、Windows 10 Mobileに対応するフリーソフトで、“Microsoft ストア”からダウンロードできる。

 Markdown記法で書かれたテキストファイルをHTMLドキュメントへ変換してプレビューできるアプリ。“GitHub”で使われているMarkdown記法の方言“GitHub Flavoured Markdown(GFM)”をサポートしており、通常のMarkdown記法ではサポートされていないテーブルのレンダリングやソースコードの構文色分けなども行える。

 デスクトップとモバイルの双方をサポートするユニバーサルアプリだが(UWPではない)、デスクトップ向けのMarkdownビューワーは比較的充実しているので、モバイル端末での利用が主となるだろう。特にMarkdownで書いたメモを出先で参照したり、それをHTMLドキュメントにして他のユーザーと共有したい場合に有用だ。

 また、ドキュメントをスマートフォンのホーム画面へピン留めする機能も便利。本アプリはローカルストレージだけでなく、“OneDrive”などをはじめとするオンラインストレージにも対応しているので、デスクトップ環境でメモしたMarkdownテキストを“OneDrive”へ保存し、あらかじめ本アプリでホーム画面へピン留めしておけば、次回からはホーム画面のタイルをタップするだけで簡単にメモをチェックできる。キーワード検索機能も備えており、指定したキーワードをハイライト表示できるのも便利だ。

キーワードをハイライトする機能を搭載。“GFM”記法をサポートしており、テーブルやソースコードのレンダリングも得意

ソフトウェア情報

「Markdownr」
【著作権者】
pkeit 氏
【対応OS】
Windows 8.1/10、Windows Phone 8.1、Windows 10 Mobile
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.8.0.0

(樽井 秀人)