いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel効率化】集計作業はたった2回ボタンを押すだけ! エクセルで瞬時に複数セルの合計を求めるテク
2017年8月9日 06:55
Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。
集計を簡単に行いたい!
明細行がたくさんある売上表や請求書の金額の集計を、どのように行っていますか? Excelには、このような集計を自動的に行ってくれるオートSUMという機能があります。オートSUMとは、自動的にSUM関数(数値の合計を求める関数)を実行する機能です。関数と聞くと「難しいのでは」と感じるかもしれませんが、心配はいりません。オートSUMを使えば、簡単かつ瞬時にSUM関数を使って集計できます。
今回は、オートSUMを使って、数値の合計を求めるテクニックを解説します。
オートSUMを使って自動的に合計を求める
例として、売上表に入力された金額の合計を求めてみましょう。
まず、合計を求めるセル(ここではセルE3)をクリック(①)して、[ホーム]タブ(②)の[オートSUM](③)をクリックします。
セルB3~D3が自動的に選択され(④)、セルE3には自動的に数式が入力されます(⑤)。
計算結果を確定してセルに表示するには、もう一度[オートSUM]ボタン(⑥)をクリックします。セルB3~D3の金額を合計した数値が、セルE3に表示されます(⑦)。
セルB3~D3に入力された金額を、一瞬で合計できました。[オートSUM]ボタンを2回クリックするだけで計算できるので便利ですね。
文書の構成によっては、自動的に選択されるセル範囲を修正したいときがあるかもしれません(⑧)。このような場合は、選択されたセル範囲を手動で調整できます。
選択されたセル範囲の端にマウスポインターを合わせると、マウスポインターの形が変わります(⑨)。
セル範囲が正しい位置(この場合はセルC3~E3)に来るまでドラッグします(⑩)。
再度、[オートSUM]ボタンをクリックして計算結果を確定すると、正しいセル範囲(セルC3~E3)の金額の合計が算出されます。
今回は合計を求める例を解説しましたが、[ホーム]タブ(⑪)の[オートSUM]の横にある矢印(⑫)をクリックすると、その他の計算方法も選択できます(⑬)。合計のほか、平均、最大値、最小値などの数式を入力することができます。
今回解説した[オートSUM]ボタンは[数式]タブにもありますので、覚えておいてください。
[オートSUM]ボタンを2回クリックするだけで集計できる
今回は、ExcelのオートSUMの機能を使って、自動的に、そして瞬時に合計金額を求める方法を解説しました。ボタンを2回クリックするだけで集計が完了するので、作業効率をアップできますね。
数値の計算が含まれるさまざまな文書に対して、広く活用できるテクニックなので、ぜひ使ってみてください。自動的にできることはExcelに任せて、効率のよい資料作成を目指しましょう。