日商簿記3級試験の過去問題を使って仕訳を学べる「Microsoft Excel」（以下、Excel）用のマクロ。問題の内容は、日商簿記3級試験の第107回から126回までに出題された問題の類似問題だ。簿記の基本は仕訳で、簿記試験ではどれだけ仕訳の数をこなしたかが合否を分けると言っても過言ではない。本マクロを利用して、2月26日に行われる日商簿記3級試験までひたすら仕訳を特訓しよう。

　本マクロを利用する際は、あらかじめExcelのセキュリティ設定ですべてのマクロを有効にしておくか、マクロファイルのダブルクリック時に表示される警告画面で“マクロを有効にする”を選択すればよい。起動したら、仕訳のカテゴリーと第何回の類似問題に取り組むかをプルダウンメニューから選択する。

　問題文の下に並んだ項目をクリックし、貸方または借方欄をクリックすると選択した勘定科目が回答欄にコピーされるので、続いてそれぞれの金額を入力しよう。［回答］ボタンをクリックすると正誤判定が行われ、誤回答の場合は［解答］をクリックすると正解が表示される仕組みだ。次の出題は自動では表示されないので、［次の問題］ボタンをクリックする。［前の問題］ボタンもあるので問題を飛ばしたり戻ったりすることも可能だ。最後の問題で［次の問題］をクリックすると1問目へ戻るので、仕訳が苦手な人はそのまま1問目に戻って繰り返し回答してみよう。

　メインメニューの［学習結果］ボタンをクリックすると、本日の学習結果が一覧表示され、試験回数・カテゴリーのいずれかで並べ替えもできる。同じ問題を何度も解いた場合は、最後の回答結果が表示される。また、これまで問題を解いてきた結果がグラフで累積表示され、正解・不正解の割合も確認できる。不得意なカテゴリーを見つけ、試験までに徹底的に仕訳練習をしてはいかがだろうか。