マルわかり!Windows 10 Mobileガイド
第55回Windows 10 Mobileのアプリは手動でアップデート?
場合によっては手動操作が1番早い
2016年10月4日 06:00
Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsの他、OSを取り巻く旬の話題などを紹介する。
OSバージョンによって動作が異なる?
UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリのダウンロードや更新を行う「ストア」の動作は不明確な部分が多い。例えば設定には[Wi-Fi接続時にアプリを自動的に更新する]という設定項目があるものの、必ずしも最速でダウンロードされる訳ではない。筆者が検証した限りでは、一方のWindows 10 Mobileデバイスにアプリの最新版が配信されるものの、もう一方のWindows 10 Mobileデバイスには配信されないというケースが散見される。
筆者はこれまで、Windows 10 Mobile バージョン1511、同バージョン1607、Windows 10 Mobile Insider Previewの動作検証を行ってきた。バージョン1511/1607を搭載したデバイスは、バッテリー節約機能が適切に動作し、新アプリの検出やダウンロードが行われるものの、同Insider Preview搭載デバイスは手動更新が必要になるケースが多い。
これらはOSもさることながら、「ストア」のバージョンも関係しているのだろう。本稿を執筆している2016年9月中旬時点で、Windows 10 Mobile バージョン1511上のストアは最も古い。これはOSのバージョンが低いからだと推測される。だが、Insider Preview ビルド14915より古いはずのバージョン1607には、ビルド14915より新しい「ストア」が配信されている。もちろん取得ミスが起きていないか、すべで手動更新を行った結果だ。
MSDNなど技術資料を探してみたが、ストアのアプリ配信・更新システムに関する説明を見つけられなかったため、筆者はこれらの現象が起きる理由を解説できない。だが、Windows 10 Mobileを使い続けてきた経験から、UWPアプリの更新は手動で実行するのが確実と明言できる。
なお、本稿の主題とは異なるが、各デバイスの「ストア」を眺めていたところ、「ライブタイル」の[Wi-Fiに接続されているときのみタイルを更新する]のスイッチがオフになっているデバイスが見つかった。項目名どおり、MVNO通信時にライブタイルが稼働すると、無駄な通信量増加や過度なバッテリー消費につながるため、スイッチをオンに切り換えることをおすすめする。
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