いまさら聞けないWindows 10のTips

第111回

同一ドライブだと移動?コピー? ドラッグの作法をおさらい

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

ドラッグ操作でファイルを移動ではなくコピーにするには

 Windowsでファイルをコピーしたいとき、特定のフォルダーから別のフォルダーへとファイルをドラッグすることがよくあります。

 このとき、「コピーするつもりだったのに移動してしまった」などというのはよくあることです。

 どういう場合にコピーで、どういう場合に移動なのかというポイントはドライブにあります。基本的には以下のようなルールがあります。

  • 同一ドライブ上フォルダー間のドラッグ→移動
  • 別ドライブのフォルダー間のドラッグ→コピー

 最近ではCドライブ1つしかないパソコンが多いため、ドラッグ操作が移動になることが多いことでしょう。

 では、同一ドライブのフォルダー間のドラッグを移動ではなくコピーにしたい場合はどうすればいいのでしょうか?

 この場合は、[Ctrl]キーを使います。ドラッグしたファイルを目的のフォルダーにドロップするときに、[Ctrl]を押しながら操作すると、ファイルに[+ XXXX へコピー]と表示されます。[Ctrl]キーを押したままファイルを放せば、移動ではなく、コピーされます。

ドラッグ中にファイルを[Ctrl]キーを押しながらドロップすると、同一ドライブへのドラッグが移動ではなく、コピーになる