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無料で『名探偵シャーロック・ホームズ』シリーズ全作品の翻訳が読めるサイトが話題に

人物相関図、当時の時代背景などを解説した読書案内も充実

“コンプリート・シャーロック・ホームズ”

 今年はシャーロック・ホームズシリーズの最初の作品『緋色の研究』が発表されてちょうど130年を迎えるのだそうで、NHKがスペシャル企画を催すなど、シャーロック・ホームズとその生みの親、コナン・ドイルの名前を耳にする機会が増えたように思います。

 しかし、シャーロック・ホームズの名前を知っていても、実際に読んだことがないという方は少なくないのではないでしょうか。

 そんな人のために(?)運営されている、とあるWebサイトを紹介するツイートが話題を呼んでいます。

 この“コンプリート・シャーロック・ホームズ”では、シャーロック・ホームズシリーズの全60冊をタダで読むことができます。

 小学校時代、いわゆる“延原訳”(新潮文庫からでているヤツですね)でホームズに親しんだ筆者としては、有料の翻訳本も買ってほしいなーとちょっと思ってしまったりもするのですが、ホームズ物が掲載されていた『ストランド』誌のイラストなども掲載されているのはとてもよいと思いました。また、著者アーサー・コナン・ドイルの解説や人物相関図、当時の時代背景などを解説した読書案内も充実しており、すでに全部読んだことのある人にとっても一見の価値があると感じます。

有志が著作権に抵触しないよう一から自力で翻訳。挿絵も充実しています

 なにより、ドメインの“http://www.221b.jp/”がオシャレだと思います! 読んだことのない人にはネタ晴らしになってしまいますが、ホームズとワトソン博士はロンドンのベーカー街、“221B”の下宿に住んでいたという設定になっているんですね。では、この下宿の階段の段数は?――読んだことのある人には簡単な問題ですよね。わからない人は、この夏休みにでも本編に挑戦してみてください!