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ゲーム開発のためのライブラリ「DXライブラリ」に任意コードの実行の脆弱性
5日にリリースされたv3.16dで修正済み
2016年6月8日 16:03
脆弱性対策情報ポータルサイト“JVN”は8日、DirectXを利用したゲーム開発を支援するオープンソースライブラリ「DXライブラリ」に脆弱性が存在することを明らかにした。
“JVN”の脆弱性レポートによると、「DXライブラリ」のv3.13fからv3.16bまでのバージョンには内部関数“printfDx()”の処理に起因するバッファオーバーフローの脆弱性が存在するという。最悪の場合、「DXライブラリ」で開発されたゲームをプレイする際に任意のコードが実行されてしまう恐れがある。JPCERT/CCによる本脆弱性の評価は“CVSS v3”で基本値“8.1(重要)”、“CVSS v2”で基本値“5.1(警告)”となっている。
なお、本脆弱性は5日にリリースされたv3.16dですでに修正されている。仮に該当するバージョンを利用していたとしても、「Visual Studio 2012」以降を利用しており、かつプロジェクトのセキュリティ設定を無効にしていない場合や、“printfDx()”の引数にユーザーが入力した文字列を使用していない場合は脆弱性の影響を受けないが、ゲームに最新版がある場合は念のためアップデートすることをお勧めする。
ソフトウェア情報
- 「DXライブラリ」
- 【著作権者】
- 山田 巧 氏
- 【対応OS】
- Windows 98以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.16d(16/06/05)