Mozilla、「Thunderbird」v45.2.0を公開。1件の脆弱性を修正

「Thunderbird」v45.2.0

　Mozillaは6月30日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v45.2.0を公開した。64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在自動アップデート機能を利用して最新版へアップデートすることが可能。インストーラーの配布も間もなく行われるものと思われる。

　今回のアップデートは、不具合の修正がメイン。イベントへの招待状が印刷できない問題、すべてのアドレス帳を選択している状態で連絡先リストから連絡先をアドレス帳へドラッグ＆ドロップしても1つしか移動されない問題、最適化の際にディスクの空き容量を正しくレポートしない問題、メッセージ内のリンクが正しく検出されない問題などが解決されている。

　なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。修正された脆弱性は全部で1件で、深刻度は同社基準で4段階中最高の“最高”。特定状況下でメモリが破壊され、外部から任意のコードを実行するのに悪用される恐れがあるとのことで、アップデートを怠らないようにしたい。