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Mozilla、「Thunderbird」v45.1.0を公開。1件の脆弱性を修正

v45.0で追加された“通信相手”カラムへの自動移行が無効化

「Thunderbird」v45.1.0
メールのリストビューのカラムは、ヘッダーの右クリックメニューから有効化・無効化できる

 Mozillaは11日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v45.1.0を公開した。64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトから最新版がダウンロード可能。インストール済みの場合は、自動更新機能でアップデートすることもできる。

 「Thunderbird」v45.1.0では、メールのリストビューの“通信相手”カラムへの自動移行が無効化された。“通信相手”カラムはv45.0で追加された新しいカラムで、“差出人”カラムと“受信者”カラムを統合したもの。自分が送信したメールの場合は受信者が、自分が受信したメールの場合は送信者が表示されるため、必要な情報をコンパクトに表示することができる。

 メールのリストビューで“通信相手”カラムを利用したい場合は、メールのリストビューのヘッダーを右クリックし、メニューから“通信相手”カラムを有効化することが可能。“通信相手”カラムではなく“差出人”カラムなどを利用したい場合も、同様の操作で有効化することができる。

 そのほかにも、メッセージ編集ウィンドウで発見されたいくつかの不具合や、段落モード時におけるメッセージ編集の改善などが施されている。

 なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。修正された脆弱性は全部で1件で、深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”。特定状況下でメモリが破壊され、外部から任意のコードを実行するのに悪用される恐れがあるとのことで、アップデートを怠らないようにしたい。

ソフトウェア情報

「Thunderbird」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
45.1.0(16/05/11)