ニュース

フリーのAndroid操作アプリ「scrcpy 4.1」が公開 ~「VP8」「VP9」エンコードに対応

フレックスディスプレイ機能のリグレッションにも対処

「scrcpy」v4.1

 Android端末をPCへミラーリングするツール「scrcpy」が7月13日(日本時間)、v4.1へとアップデートされた。5月以来のマイナーアップデートで、多くの改善が行われている。

 「scrcpy」は、USB/Wi-Fi接続されたAndroid端末の画面をPCで表示(ミラーリング)・操作できるようにするコマンドラインツール。名前(screen copy)の通り、リリース当初はAndroid端末の画面をミラーリングするためのツールだったが、遠隔操作や録画、配信などにも対応する。対応OSはWindows/Mac/Linuxで、ライセンスは「Apache License 2.0」。現在、「GitHub」のプロジェクトページや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。

 「scrcpy 4.1」におけるおもな改善は、以下の通り。

  • 「VP8」「VP9」ビデオエンコーダーのサポート(--video-codec=vp9)。「H.264」「H.265」「AV1」でのエンコードには対応しないが、「VP8」「VP9」なら対応するというデバイスでも利用できるように
  • ファイル転送後にメディアスキャンを実行。ドラッグ&ドロップでファイルを転送した際、Androidアプリ側で新しいファイルがすぐに検出されない問題への対策
  • 「scrcpy」の動作中、ターミナルのタイトルを更新するように
  • カメラのターゲットサイズを自動調整し、設定エラーを回避
  • 色空間(カラースペース)変換の不具合を修正
  • ゲームパッドが起動時に検出されないことがある問題を修正
  • ゼロ除算エラーを引き起こす可能性のあるデータ競合を修正
  • 「FFmpeg 8.1.2」「SDL 3.4.12」「libusb 1.0.30」など、依存ライブラリのアップデート

 また、v4.0で導入された「フレックスディスプレイ」でいくつかの回帰不具合(リグレッション)が解消された。この機能は仮想ディスプレイをウィンドウサイズに合わせて動的に変更できるというものだが、ビデオエンコーダーのサイズ制約が正しく報告・処理されないケースがあったという。そのため、本バージョンからは制約を最初から強制せず、キャプチャに一度失敗した場合にのみ適用するよう改められた。制約を完全に無視する「--ignore-video-encoder-constraints」オプションも新設されている。

ソフトウェア情報

「scrcpy」
【著作権者】
Genymobile
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.1(26/07/13)