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「VMware Workstation Pro」「VMware Workstation Player」などに脆弱性

Windows向け「VMware Tools」の共有フォルダー機能でDLLハイジャックの恐れ

同社が公開したセキュリティ情報

 米VMware, Inc.は4日(現地時間)、「VMware Workstation Pro」「VMware Workstation Player」などの自社製品に脆弱性が存在することを明らかにした。同社が公開したセキュリティ情報(VMSA-2016-0010)によると、今回修正された脆弱性は2件。

 1つ目は、Windows向けの「VMware Tools」に搭載されている共有フォルダー機能で発見されたDLLハイジャックの脆弱性(CVE-2016-5330)で、最悪の場合、「VMware Tools」が動作している権限で任意のコードが実行されてしまう恐れがある。本脆弱性は「VMware Workstation Pro」「VMware Workstation Player」や「VMware Fusion」などに影響し、最新版のv12.1.1やv8.1.1への更新が推奨されている。また、「VMware Tools」のみを最新版のv10.0.6へアップデートしてもよい。

 2つ目は「vCenter Server」および「ESXi」におけるHTTPヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2016-5331)で、コンシューマー製品への影響はない。