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オープンソースのプロトコルアナライザ「Wireshark」に新しい安定版が登場

v2.0系統はサポートが終了したv1.12系統に代わり旧安定版としてメンテナンスされる

「Wireshark」v2.2.0

 Wireshark Foundationは7日、オープンソースのパケット取得・プロトコル解析ソフト「Wireshark」v2.2.0を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在Windows/Mac OS X向けのインストーラーとソースコードが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 本バージョンは、新しい安定版となるv2.2系統の初回リリース。これまで最新安定版であったv2.0系統は、7月31日でサポートが打ち切られたv1.12系統に代わり、旧安定版としてメンテナンスされる。

 v2.2ではプロトコルサポートの追加や更新、不具合の修正に加え、いくつかの機能改善が盛り込まれた。たとえば、Windows版の「Qt」ユーザーインターフェイスではキャプチャーの読み込み処理が高速化された。また、[対話(Conversations)]ダイアログや[終端(Endpoints)]ダイアログの応答性も改善された。そのほかにも、[…としてデコード](Decode As)コマンドで“SSL(TSL) Over TCP”がサポートされるなどの改良が施されている。

ソフトウェア情報

「Wireshark」安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/Server 2012 R2/10など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2.0(16/09/07)