ニュース
オープンソースのプロトコルアナライザ「Wireshark」に新しい安定版が登場
v2.0系統はサポートが終了したv1.12系統に代わり旧安定版としてメンテナンスされる
2016年9月8日 13:08
Wireshark Foundationは7日、オープンソースのパケット取得・プロトコル解析ソフト「Wireshark」v2.2.0を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在Windows/Mac OS X向けのインストーラーとソースコードが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
本バージョンは、新しい安定版となるv2.2系統の初回リリース。これまで最新安定版であったv2.0系統は、7月31日でサポートが打ち切られたv1.12系統に代わり、旧安定版としてメンテナンスされる。
v2.2ではプロトコルサポートの追加や更新、不具合の修正に加え、いくつかの機能改善が盛り込まれた。たとえば、Windows版の「Qt」ユーザーインターフェイスではキャプチャーの読み込み処理が高速化された。また、[対話(Conversations)]ダイアログや[終端(Endpoints)]ダイアログの応答性も改善された。そのほかにも、[…としてデコード](Decode As)コマンドで“SSL(TSL) Over TCP”がサポートされるなどの改良が施されている。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」安定版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/Server 2012 R2/10など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.2.0(16/09/07)