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「Vim 8.0」がリリース。10年ぶりのメジャーバージョンアップ

不具合の修正だけでなく、Channel/Job/Timersなどの新機能が搭載される

「Vim」v8.0

 テキストエディター「Vim(Vi IMproved)」の最新版「Vim 8.0」が、12日(日本時間)に公開された。現在、公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「Vim 7.4」のリリースからは3年ぶり、「Vim 7.0」のリリースからは実に10年ぶりのメジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、これまでのバージョンで発見されたさまざまな不具合が修正された。さらに、バックグラウンドプロセスと非同期に対話できる“Channel”や、メインプロセスをブロックせずにコマンドを実行できる“Job”、定期的な処理を行う“Timers”といった新しい機能が追加されている。スクリプト言語関連では、パーシャルやラムダ、クロージャといった機能へ対応した。

 そのほかにも、GUIツールキット「GTK+」の最新版「GTK+ 3」がサポートされた。また、Windows環境ではDirectX(DirectWrite)によるテキストのレンダリングを行うためのオプションが追加されている。

ソフトウェア情報

「Vim」
【著作権者】
Bram Moolenaar 氏
【対応OS】
Windows/Mac/Linuxなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
8.0(16/09/12)