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「Vim 8.1」がリリース、ターミナルウィンドウをサポート

コマンドの進捗を確認しながらテキスト編集を行ったり、デバッグを行うことができる

「Vim 8.1」

 テキストエディター「Vim(Vi IMproved)」の最新版「Vim 8.1」が、18日(日本時間)に公開された。現在、公式サイトから無償でダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることも可能。

 「Vim 8.1」は、不具合の修正とドキュメントの修正を中心としたマイナーリリース。いくつかの新機能も追加されている。

 なかでも注目は、ターミナルウィンドウがサポートされたことだ。たとえば時間のかかる“make”などのコマンドを実行しながら編集作業を続けたり、スクリプトの編集とシェルの実行を交互に切り替えたりすることが可能。また、ターミナルデバッガープラグインを利用して、デバッグを「Vim」だけで完結することもできる。

 「Vim」は「Emacs」と並んで広く利用されている高機能なテキストエディター。複数のモードとコマンドを組み合わせる独特の操作体系を備えており、すべてのテキスト編集操作をキーボードのみですばやく快適に行えるように設計されているのが特徴。オープンソースで開発されているチャリティーウェアで、Windows/Mac/Linux以外にも幅広いプラットフォームをサポートしている。

ソフトウェア情報

「Vim」
【著作権者】
Bram Moolenaar 氏
【対応OS】
Windows/Mac/Linuxなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
8.1(18/05/18)