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プロトコルアナライザー「Wireshark 2.2」に初めての更新、2件の脆弱性を修正

旧安定版v2.0系統の更新もリリース

「Wireshark」v2.2.1

 Wireshark Foundationは4日、オープンソースで開発されているパケット取得・プロトコル解析ソフト「Wireshark」の最新安定版v2.2.1を公開した。v2.2系統初のアップデートとなる本バージョンでは、Windows版の「Qt」が「Qt 5.3」から「Qt 5.6」へと更新されたほか、不具合や脆弱性の修正が行われている。

 v2.2.1で修正された脆弱性は、全部で2件。いずれもディセクターのクラッシュを引き起こす脆弱性で、悪意ある細工が施されたパケットやパケットトレースファイルを読み込むだけで「Wireshark」が不正終了させられる恐れがある。

 「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在Windows/Mac OS X向けのインストーラーとソースコードが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。

 なお、同日付けで「Wireshark」の旧安定版v2.0系統にも新バージョンとなるv2.0.7がリリースされている。同バージョンには脆弱性の修正は含まれていないが、多くの不具合が修正されているのでアップデートが望ましい。

ソフトウェア情報

「Wireshark」安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/Server 2012 R2/10など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2.1(16/10/04)