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日本が2四半期連続で世界でもっともランサムウェアの攻撃が活発な国に。~Kaspersky調査
前四半期に比べてランサムウェア攻撃を受けたユーザーは2.6倍に
2016年11月16日 16:29
露Kaspersky Lab ZAOは3日(現地時間)、2016年第3四半期(7月~9月)のサイバー脅威レポートを公開した。それによると、暗号化型ランサムウェアに遭遇したユーザー数は821,865人にのぼり、2016年第2四半期(4月~6月)に比べて2.6倍となった。なかでも、日本は世界でもっとも多くランサムウェアの攻撃が確認されている国なのだという。
暗号化型ランサムウェアとは、感染したデバイス上のファイルを暗号化して、復号と引き替えに金銭を要求するマルウェア。近年は攻撃のための専用ツールが開発されてスキルがなくても利用できるようになったほか、投資対効果も高いため現在もっとも蔓延しているマルウェアの1つになっている。
日本は前四半期に引き続き世界でもっともランサムウェアによる攻撃の活発な国になっており、カスペルスキー製品ユーザーの4.83%が攻撃に遭遇しているという。第2四半期は2.4%だったので倍増した計算だ。2位のクロアチア(3.71%)、3位の韓国(3.36%)と比べても高い数値となっている。