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価格を選択するだけで通貨換算ができる「Opera 42」が正式版に

インストーラーによる64bit移行にも対応

「Opera」v42.0

 ノルウェーのOpera Software ASAは13日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 42」を正式公開した。今回のアップデートでは前バージョンに引き続き起動速度の向上が図られたほか、いくつかの新機能が追加されている。

 まず、通貨換算ツールがWebブラウザーに内蔵された。この通貨換算ツールは32の通貨に対応しており、Webページ上に掲載されている価格を選択するだけで、それを自国通貨に換算してポップアップで表示することが可能。日本語版「Opera」の場合は初期状態で日本円(JPY)へ換算されるが、これは設定画面から変更することもできる。

通貨換算ツールがWebブラウザーに内蔵

 また、“パーソナルニュース”へフィードを登録するのが簡単になったのも大きな改善点。フィードを提供しているWebページではアドレスバー右端に新聞紙アイコンが表示され、このアイコンからフィードを“パーソナルニュース”へ登録できるようになった。なお、この機能はアドレスバーを簡素に保つため、初期状態では無効化されているので注意。利用したい場合は、設定画面の“パーソナルニュース”欄にある[アドレスバーにニュースフィードを表示する]オプションを有効化する必要がある。

“パーソナルニュース”へフィードを登録するのが簡単に

 そのほかにも、ネットワークインストーラーに64bit版「Opera」が追加され、それぞれの環境に最適な方がセットアップされるようになった。32bit版「Opera」を利用している64bit環境でネットワークインストーラーを利用すれば、32bit版「Opera」から64bit版「Opera」へシームレスにアップグレードすることも可能。アップグレードの際、32bit版「Opera」はシステムから削除されるが、プロファイルなどの設定データは自動で64bit版「Opera」に引き継がれる。また、64bit版への移行を望まないユーザーのために、32bit版を引き続き利用するためのオプションも用意される。

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。

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