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Google、機械学習ライブラリ「TensorFlow 1.0」をリリース

処理速度の向上や開発の柔軟性改善を図る

公式ブログ“Google Research Blog”

 米Google Inc.は15日(現地時間)、「TensorFlow」に関する開発者向けの年次サミットを初めて開催。「TensorFlow 1.0」のリリースを発表した。

 「TensorFlow」は、オープンソースで開発されている機械学習ライブラリ。オンライン上では6,000を超えるオープンソースレポジトリで「TensorFlow」が採用されており、最近では言語の翻訳、皮膚がんの早期発見、糖尿病による失明の防止などで成果を上げている。

 「TensorFlow 1.0」では、新しいコンパイラー「XLA」を実験的に採用。処理速度、メモリ効率、移植性が大きく向上した。また、高レベルのニューラルネットワークライブラリとして人気の高い「Keras」モジュールが加わるなど、開発の柔軟性も増した。

 そのほかにも「Python」APIの改善、「Java」および「Go」向けのAPIの実験的実装といった強化が盛り込まれた。また、「Python 3」の「Docker」イメージを追加することによりインストールが改善されたという。