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“ミニマップ”機能をサポートした「Visual Studio Code」v1.10がリリース

選択テキストを構文色分けしたままクリップボードへコピーする機能なども追加

「Visual Studio Code」v1.10.1

 米Microsoft Corporationは2日(日本時間)、マルチプラットフォーム対応のコードエディター「Visual Studio Code」v1.10.0を安定版として公開した。今回のアップデートでは、“ミニマップ(Minimap)”がサポート。そのほかにもさまざまな機能強化や改善が図られている。

 “ミニマップ”は、ドキュメント全体のプレビューを表示するナビゲーション機能。現在編集している箇所がドキュメントのどの部分にあたるのかを把握するのに便利。スクロールバーとしても機能し、ドキュメントを上下に移動させることも可能だ。

 また、テキストをドラッグ&ドロップで移動させる機能がサポートされた。カット&ペーストでクリップボードを汚さずに、マウス操作だけでテキストを移動させることができる。

 なお、これらの2つの機能はプレビュー版という扱いになっており、初期状態では無効化されているので注意。利用するには設定ファイルを編集して有効化する必要がある。

ドキュメント全体を縮小表示する“ミニマップ”
プレビュー版という扱いになっており、初期状態では無効化されているので注意

 そのほかにも、選択テキストを構文色分けしたままクリップボードへコピーする機能が追加。「Word」「Outlook」などのアプリケーションへシンタックスハイライト付きで張り付けられるようになった。さまざまなタスクへキーボードショートカットを割り当てられるようになったのも便利。また、“/**”で“JSDoc”コメントを追加できるようになったほか、統合ターミナルで表示されるURLがリンクとして機能するようになるなどの改善が施されている。

選択テキストを構文色分けしたままクリップボードへコピー

 「Visual Studio Code」はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、不具合を修正した最新版v1.10.1が本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.10.1(17/03/02)