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「Visual Studio Code」v1.11.0が安定版に、ショートカットキーのGUI編集機能を追加
新しい配色テーマ機能、テキスト検索の高速化、独立した[デバッグ]メニューなども
2017年4月6日 15:28
米Microsoft Corporationは6日(日本時間)、マルチプラットフォーム対応のコードエディター「Visual Studio Code」v1.11.0を安定版として公開した。今回のアップデートは、「TypeScript 2.2.2」を内蔵。サイドバーやステータスバーまで含めたワークベンチ全体に適用可能な、新しい配色テーマがプレビュー版として追加された。
新しい配色テーマ機能は、組み込みの“Abyss”“Quite Light”“Solarized Dark”の3テーマで体験することが可能。この機能はまだ実験的と位置付けられており、テーマファイルのフォーマットも固まってはいない。そのため、テーマ開発者がこのテーマを利用するのは推奨されていないが、“workbench.experimental.colorCustomizations”オプションを編集すればカスタマイズも行える。
また、ビジュアルなキーボードショートカットエディターが追加されたのも大きな変更点。設定ファイルを編集しなくてもショートカットキーの入力のみでキーコンビネーションを変更できるようになったほか、目的のキーバインドの検索も簡単に行える。
そのほかにもテキスト検索の高速化、各種パネルのサイズ復元、ドラッグ&ドロップによるテキストコピー機能の追加といった修正が盛り込まれた。また、独立した[デバッグ]メニューが設けられ、各種デバッグコマンドへのアクセスを改善したほか、非同期で呼び出されたJavaScriptのコールスタックをデバッガーで表示する機能や、ソース管理を行うためのAPIが実装されている。
「Visual Studio Code」はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。
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— Visual Studio Code (@code)2017年4月5日
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.11(17/04/06)