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Microsoft、統合開発環境「Visual Studio 2017」を正式公開

「Visual Studio for Mac Preview 4」や「Team Foundation Server 2017 Update 1」も

「Visual Studio 2017」

 米Microsoft Corporationは7日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio」の最新版「Visual Studio 2017」を正式公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。

 「Visual Studio 2017」はクラウドとモバイルの開発に焦点が当てられおり、「.NET Core」や「Docker」といったテクノロジーが統合。ビルトインツールの拡充により、開発環境でアプリケーションやサービスを開発して“Azure”へ直接デプロイするといった処理がこれまでになく簡素化された。デバッグツールやプロファイリングツールのアップデートにより、モバイルアプリケーションの開発効率も向上。Windows/Android/iOSに対応したモバイルアプリケーションを“Xamarin”を利用してより迅速に開発できるようになった。

 また、「Visual Studio」の高速化・軽量化にも力が注がれている。たとえば、モジュール化された新しいインストーラーが導入され、必要な機能をより短い時間でセットアップできるようになった。また、さまざまな機能拡張により全体的なパフォーマンスも向上しているという。さらに、市場の変化に迅速かつ継続的に対応するため、コラボレーションや“DevOps”のための機能も強化されている。

モジュール化された新しいインストーラーが導入
必要な機能をより短い時間でセットアップできるように

 そのほかにも、「Visual Studio for Mac Preview 4」や「Visual Studio Team Foundation Server 2017 Update 1」などがリリースされたほか、モバイルアプリのビルドなどを行うクラウドサービス“Visual Studio Mobile Center”プレビュー版のアップデートなどが行われている。