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改行を含む置換・削除・挿入処理を100倍にまで高速化 ~「EmEditor」v16.6が公開

行番号の書式カスタマイズなどの機能も

「EmEditor Professional」v16.6.0
行番号の書式カスタマイズに対応

 米Emurasoft, Inc.は5日(日本時間)、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v16.6.0を公開した。本バージョンでは改行コードを含む[すべて置換]コマンド、[改行コードを削除]コマンド、[改行コードを挿入]コマンドがそれぞれ高速化。[CSV文書の結合]コマンドの処理にかかる時間も大幅に短縮されている。

 同社によると、“0123456789”という文字列を10万行並べたテキストファイルで測定した場合、v16.5では改行コードを含む置換処理が17.1秒かかっていたところ、v16.6では0.14秒にまで短縮。実に122倍の高速化を実現しているという。日常的なテキスト編集で効果を体感することは少ないだろうが、大量のログファイルを分析する場合などには顕著な差となって現れるだろう。

 そのほかにも、[カスタマイズ]ダイアログの[フォーマット]画面から行番号の書式を設定できるようになった。また、履歴の右クリックメニューから[Windows エクスプローラ]コマンドを選択する際、単に「エクスプローラー」でフォルダーを開くだけでなく、当該ファイルを選択した状態で開くように改善されている。

 「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は、1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスが4,800円(以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要)、アップデートの提供期間に制限のない永久ライセンスが18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012
【ソフト種別】
シェアウェア(通常ライセンスは4,800円、永久ライセンスは18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
16.6.0(17/04/05)