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「Windows 10 Creators Update」では日本語入力も改善 ~Microsoftが強化点を案内
入力モード切替の通知のほかにも、予測入力機能の強化や変換性能の向上を図る
2017年4月13日 16:57
米Microsoft Corporationは12日(日本時間)、公式ブログ“Windows Blog for Japan”で、「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」で導入された日本語入力の改善を案内した。それによると、「Windows 10 Creators Update」では予測入力機能の強化、変換性能の向上、入力モード切替の通知といった改善が施されているという。
まず、予測入力機能の強化としては、既定で入力開始直後から予測候補を表示するようになった。また、英単語の予測候補がより多く提供されるようになったことにより、日本語のみならず、英語の入力も簡単になっているという。さらに、予測候補を非表示にする削除ボタンが追加。[Ctrl]+[Delete]キーというショートカットキーを知らなくても、不要な候補を簡単に削除できるようになった。
次に、変換性能の向上ついては、細切れに確定を行うような使い方をしていても、直前の単語を参照してより賢い変換を行うようになったほか、品詞を“短縮よみ”で登録していても無条件で変換候補の最初に表示せず、学習結果を反映して変換候補を出すようにするなどの改善が行われた。もちろん、安定性と反応速度の向上も引き続き図られている。
最後の入力モード切替の通知は、「Windows 10 Creators Update」へ更新して初めに気付く大きな変更といえるだろう。「Microsoft IME」の入力モードを切り替えると、画面の中央に大きく“A”や“あ”と表示されるようになり、入力モードが何に切り替わったかを簡単に把握できるようになった。
もしこれが気に入らない場合は、「Microsoft IME」の設定画面にある“IME入力モード切替の通知”で[画面中央に表示する]オプションを無効化すればよい。
なお、「Microsoft IME」の設定画面へアクセスするにはIMEが有効な入力フィールドで[Ctrl]+[F10]キーを押すと現れるメニューを利用すると便利であることも覚えておくとよいだろう。単語の登録や誤変換レポート、手書きで文字を探せる「IME パッド」へのアクセスも容易となる。