ニュース

Microsoft、“OneDrive”と“SharePoint”に新しい共有インターフェイスを導入

Web/Windows/Macで共通のシンプルで使いやすいデザインに

“OneDrive”と“SharePoint”の新しい共有インターフェイス(同社ブログより引用)

 米Microsoft Corporationは16日(現地時間)、“OneDrive”と“SharePoint”の共有機能に新しいインターフェイスを導入することを明らかにした。今週以降、“OneDrive for Business”、“SharePoint Online”のドキュメントライブラリ、Windows 10およびWindows 7の「エクスプローラー」、Macの「Finder」などへ順次展開される。

 新しい共有コマンドは、[ユーザーの招待]タブから指定した相手に閲覧・編集権限を与えるスタイルではなく、[リンクを取得]と同様、リンクを知っているユーザーとファイルやフォルダーを共有するスタイルが初期設定となる。これは共有リンクを転送したり、あとから共有相手を追加したい場合に適した挙動だ。

 もちろん、従来通り共有リンクに追加の権限を設定することも可能。新しい共有コマンドには3つの権限が設けられており、目的と用途に応じて変更できる。

 1つ目は、リンクを知っている人なら“誰でも”閲覧できる権限(初期設定)で、受け取った相手にとってはわざわざサインインの必要がないためもっとも使いやすい権限となる。オプションで有効期限を設定し、公開日を過ぎたリンクにはアクセスできないようにすることも可能。

 2つ目の権限は、“組織内のユーザー”にのみ閲覧・編集を許可することが可能。閲覧するには組織アカウントでのログインが必要となるので、部外者にリンクが流出してもアクセスすることはできない。最後の“特定のユーザー”は、指定した相手にのみ閲覧を許可する権限で、従来の[ユーザーの招待]タブと同様の挙動となる。

“誰でも”閲覧できる権限。有効期限を設定することも可能
“組織内のユーザー”にのみ閲覧・編集を許可する権限
“特定のユーザー”にのみ閲覧・編集を許可する権限